No.326

実の父親が自宅で孤独死し、
遺体が腐敗して運ばれた。
腐敗した後の遺体の体液を
一緒に掃除してくれた妻に愛を体験した。
(本当に貴方の周りに愛がありますか?)

text : mama(美学者母)
2019年6月2日(日曜日
)執筆

 

ウィトゲンシュタイン
「生きるとは恐ろしいほど真剣なことなのだ」

去年実の姉を亡くしまして、
「生きる」とか「死ぬ」と言うことを、
改めて考えさせられたわけですが、
先日、実の父が亡くなりました。
実の母はかなり前に亡くしましたので、
家族で生き残っているのは僕だけ。。。

しかも母親と父親は10年くらい前に離婚し、
私は母親の面倒をみるということで、
母親が亡くなるまで面倒をみて、
父親とは一切連絡をとりませんでした。

しかしここ数年は、
母親が亡くなった事もあり、
年に数回は会う機会を作り、
今年四月には、
結婚する事を報告するため、
会いに行っていました。
先日急に警察の刑事から電話があり、
父親が亡くなっているという連絡でした。
死後一週間程でしたが、
今年の5月はとても蒸し暑くて、
遺体も腐敗が進んでいたようです。
後日身元確認のため、
刑事が父親の写真を持って、
私の所へ訪れましたが、
写真を観ても、
もはや父親だとは判別できませんでした。

私は母親の離婚と共に、
母親の方へついていったので、
後の事はうちの本家がするのだと、
勝手に考えていました、
家の墓も本家が管理しているし、
父親もその本家の墓に入ると、
自分で言っていました。

しかし結局、
警察の刑事から電話があり、
本家の方は拒否しているという事で、
私が引き受けることにしました。

そしてここ数日、
父親の件で走り回っていたわけですが、
当然亡くなった自宅の片付けもしなければ、
なりません。

正直入るのが怖かったです。

父親の遺体が腐敗して見つかった、
果たしてどんな状態なのか、
妻である哲学者大和と共に、
父親の自宅へ向かいました。

皆様はどうでしょうか?
人間が腐敗した臭いというのを、
嗅いだことがあるでしょうか?
玄関先からすでに独特の匂いがして、
もう嫌な予感しかしませんでした。

入ってみると、
父親は急に倒れたようで、
父親が倒れた場所は、
黒い体液が沢山こびりついていました。

その後ご近所にも臭いが迷惑になるので、
私と妻で、
床の絨毯をめくると、
ウジ虫が湧いていて、
それらを自分たちで簡単に処理しました。

その時強く思ったんですね。
こんな事、
僕は実の息子だからできるけれど、
誰がこんな事手伝ってくれるのかって。

私は妻の哲学者大和の、
本当にピュアな「愛」を、
感じずにはいられませんでした。

あんな悲惨な状況を、
何も言わずに手伝ってくれる。
私はこの事は一生忘れないでしょう。

こんな事は、
実は一度だけではありません。
実の母が死んだ時に、
僕の一番の親友が、
母親の通夜で一晩僕一人でいる所を、
酒を持って、
母親の遺体、僕、友人、 三人で過ごしました。

僕はその友人の愛を強く感じました。
僕はこの様な性格なので、
友人知人がほとんどいません。

というか、
中途半端な友人知人なんていらないし、
本当に「愛」のある関係を築ける、
そんな人間だけと関係を維持したいのです。

私も生きていて色々なことがありますが、
とても一人で生きていけるほど、
強い人間ではありません。

今は、
心より愛している妻、
心より愛している親友、
そしてその様な愛のある人達は、
私が本当に苦しい時、
困っている時に、
一番近くで僕を助けてくれる。

「本当にありがとう」

今回の父親の亡くなった件でも、
僕の妻と共に親友が助けてくれました。

 

「生きるとは恐ろしいほど真剣なことなのだ」

 

父親の悲惨な死を目の当たりにし、
この言葉が私をさらに成長させてくれます。

 

 

 

美学者母

 

 

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