No.229

スコトーマと見透かす事とエポケーと
(あなたの認知領域、認識領域の広げ方)

text : mama(美学者母)
2018年1月9日(火曜日
)執筆

 

皆さん2018年始まりましたね!!
今年も宜しくお願いいたします!!

昨年はビットコインFX相場に取り組んでいたので、
色々と大変でしたwww
一般的にFXは8割程度の人が負けます、
まぁ普通にギャンブルですね。。。

その中で確実に勝とうとすると、
相当メンタルに負荷がかかりますので、
昨年はとてもメンタル的にきつかったわけです。
特にビットコインは値動きが異常ですので、
一般の方は絶対にやめてくださいwww

 

それと、
この表題の話に移る前に、
「エポケー」について先に説明しておきます。
一般的に、
「エポケー」=「判断を留保すること」
括弧に入れる事などと言われます。
エポケーという言葉じりだけをとっても、
この本質的意味は理解できない言葉で、
現象学や、現象学における現象学的還元など、
なぜ「判断を留保する」必要があるのか、
など包括的理解が必要な言葉です。

その上で私のエポケーという言葉の使い方ですが、
最新の認知科学や脳科学などの考えなども加味し、
独自の解釈をしています。
それは、
「人間の通常の状態=判断していない状態」
つまり通常の状態は意識として、
何も判断していない状態と定義しています。

つまり私のエポケーの解釈はこの時点で、
一般的理解とは真逆になってきます。

私の考えでは人間は普段通常の状態で既に、
「意識上で判断を留保している状態」である、
という立場に立って、
「エポケー」という言葉を使っています。
その様な私の考えから、
一般的には、
「エポケーしなさい」という認識ではなく、
「エポケーされている」という認識になっています。

私も一般的な「エポケー」の認識は理解できますが、
自分の納得できる使い方をしたいので、
自分なりの言葉の使い方をさせていただいております。
色々な意見もあろうかと思いますが、
批判的な方は私の誤謬だと理解していただければよろしいです。

 

ではここから本題の
(あなたの認知領域、認識領域の広げ方)です。

そもそも人間は同じ世界を生きていない、
その様な真理を理解することが重要です。
例えば100人いれば、100個の世界が存在しています。
一つの世界を100人が生きていると考えるのは、
今すぐ捨てることが、
認知領域、認識領域を広げる第一歩です。

貴方が観ている世界と、
私が観ている世界は、 絶対的に違うのです。

色も違えば、形も違う、匂いも何もかも違うのです。

つまりここで何が言いたいのかというと、
自己と他者の間には差異が存在するということですね。
つまりその差異を観ることこそが、
認知領域、認識領域を広げる事と同義なのです。

ここは重要です。
1つの世界を100人が生きている、
つまり自分の観ているものが世界だ、
という強い思い込みが、
「ストコーマ(心理的盲点)」を生み出します。
100人が100個の世界を生きている、
その様な立場に立てば、
自己と他者の世界の差異を観たくなります、
それがまさに「ストコーマを外す」という事です。

 

ではこの差異をどう探し見つけ、
それをどう観える様にするのか、
そのキーポイントが先述したエポケーです。
例えば私たちは日常生活において、
コップを意識的にコップとは判断しません。
私はこのことを「エポケーされている」と言っています。

最終的には一般的な意味と合致するのですが、
「私たちは判断を留保されているのだという判断」
をしなければなりません。

それは自分がコップと思い込んでいるモノは、
本当にコップなのかという疑いを持つことです。
この辺は現象学的還元に入ってくるものですが、

つまりもっと簡単に言えば、
貴方が思い込んでいる「コップ」というモノは、
貴方の「世界」では「コップ」という、
「意味」や「概念」であるが、 「他の世界」では、
「コップ」では無い「可能性」がある。

そういう思考回路を会得していくことが、
結果「あなたの認知領域、認識領域を広げる」、
ことになります。

この様な考え方は、
ダイバーシティな世界では、
最低限の作法となってきます。

ちなみに狭山美学校では、
この様なことを学んでもらいますので、
興味があればご連絡おまちしております!!!

 

 

美学者母

 

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