No.215

アート系民宿狭山美学校の価値

text : mama(美学者母)
2017年8月16日(水曜日
)執筆

 

さてお盆も終わりましたね、
皆様どうお過ごしでしょうか。

私はと言いますと、
民宿狭山美学校がお盆はほぼ満室で、
その上価値研究の方も進めておりまして、
文章を書く機会が少し減っている次第です。

価値というものを研究していきますと、
世の中そのものの仕組みがくっきりと観えてくるわけです。

例えば僕はアート活動を行っていますので、
アートの価値とはなんなのかなんて考えます。
結局の所アート自体には何の価値もないんですね。
といっても、
これはアートだけの話ではなく、
あらゆるものに言えることです。

身近なもので言えば、 テレビや電話、パソコンだって、
それ自体に価値なんてないんです。
それ自体に価値を観た時代が近代だったわけです。
日本というのはまだこのドグマに侵されているわけですが、
それが現代アートの不理解につながっています。
つまり、
日本は近代から現代、
近代美術から現代美術に移行できないまま、
今日を迎えているわけです。

では近代から現代への移行とはなんなのでしょうか。
それは価値の側面からもはっきりとしています。
それは「物」から「体験」への移行です。

近代というのは「物」を所有している事が、
本質的な価値と思い込んでいた時代です。

現代というのは「体験」を経験する事が、
本質的な価値と思い込む時代です。

すなわち「物」から「体験」への本質の移行です。
日本はこの本質の移行に乗り遅れているのです。
それが現代アートの不理解、理解不能を生み出しているし、
中国や韓国にもアートも、経済も追い抜かれていく、
本質的な原理なのです。

つまり私がなぜネットをメインに、
アート活動をしているのか、
それがこの本質から透けて見えるのが理解できます。

現代は「現物主義」の終焉であり、
「体験主義」の始まりなのです。
それに気づけないのが日本人です。

皆様も少しづつではありますが、
何か社会の変化に気づき始めているはずです。

それは、
「物」から「体験」への価値の移行が始まっているのです。
具体的には数多くの例がありますが、
今回はあえて言わないでおきたいと思います。
皆様自身で一度思考を巡らせてください。

えっと、
そんなこんな思想で私たちは狭山美学校を運営しており、
いかに「価値のある体験」をしていただけるか、
常にそれを考え試行錯誤しております。

私たちは狭山美学校を、
そのような「価値のある体験」の場としています。
実際、
民宿狭山美学校には、
様々な理由で宿泊してくださるお客様が来ますが、
宿泊施設という広いコンフォートゾーンを設けながらも、
アートという稀有な体験ができる、
それが民宿狭山美学校のコンセプトでもあります。

民宿狭山美学校は二室限定の小さな民宿です。
どうしても繁忙期にはすぐに満室になってしまいます。

さらに来年2018年の予約も少しづつ入っております。

皆様には是非一度狭山美学校へお越しいただければ、
そう強く願っております。

また、
美学者母の美学、哲学、文化や、
現在研究中の価値のお話も、
予約をとっていただければ直接お話もさせていただきます。

皆様のお越しをぜひお待ちしております。

 

民宿狭山美学校

https://www.sabiwabi.biz/

 

美学者母

 

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